今回から何回かに分けて
アプローチの素材について
お話させて頂こうと思います。
第1弾は乱形石張りです。
乱形石張りとは??
乱形石張りとは
自然石のスライスした物で
厚み 20mm〜40mmくらいで
大きさもランダムな物を
叩いて割ったり
切ったりして
モルタルで張ったアプローチの素材です。
自然石にもたくさんの種類があり、
国産でも鉄平石などが
代表的ですが、
エクステリアで使われている物の
ほとんどが輸入材です。
色も沢山あり
和風や洋風やアメリカンスタイルな家など
様々なスタイルなエクステリアに
幅広くマッチしてくれます。
施工方法
施工方法ですが、
下から
砕石地業50mm
コンクリートの下地100mm
石張り50mm
で施工します。
まずは掘削をして
砕石を敷いてしっかりと転圧していき、
下地のコンクリートを打って
乾いたら、
石をモルタルで張っていきます。
この張る作業が大変で、
まさにジグソーパズルみたいな感じで
大きさも形もバラバラですので
それを切ったり割ったりして
合わせていきます!
この作業がまさに職人技で
きっちり目地の幅も合わせて
見事に揃えていきます。
たまに街を歩いていて
目地の太さが極端に違って歩き辛そうな
石張りを見かけることがありますが、
それではプロではないですね!
メリット・デメリット
メリット①
『一つ目は自然石ならではの色合い』
ではないでしょうか!?
欧州の石畳などをイメージさせる
自然な色合いは
やっぱり人工では表せません!
メリット②
『色落ちが少ない』
自然石は他の素材よりも
色落ちは少ない傾向にあります。
ですので高圧洗浄機で洗えば
元の自然の色が戻りますし、
色落ちも比較的少ないと思います。
ただ、注意しなければならないのは
石の種類よっては色落ちする物もあるので
工事の際には担当者に聞いてから
石の種類を選ぶのが良いかと思います。
メリット③
『乗用車程度であれば車乗可能』
アプローチによっては車が乗ると
摩耗してしまう素材がありますが
石張りは下地のコンクリートさえ
ちゃんと打ってあげれば
基本的には車は乗っても大丈夫です。
ですので駐車場スペースでも
採用できるので
アプローチ兼駐車場にしたい時でも
選ぶ事はできます。
ただこれも注意しなければならないのは
大型トラックなどには
注意が必要で、
石部分のひび割れなどの原因になります。
また、車のグリップする部分や
素材の端の部分は
欠けやすいので注意したい所です。
デメリット①
『コストが高くなる』
1番はやはりコストが
高くなる傾向になる所です。
土間コンクリート等の素材に比べて
2重の手間になるので、
その分費用がかかるのと
石自体の値段がかかるので、
その分コスト増となってしまいます。
デメリット②
『施工期間が増える』
やはり手仕事で
1枚1枚張っていくので
時間がかかるのと
コンクリート打ってから乾かしてから
石を張っていってまた乾かすので
施工時間がかかる傾向にあります
最後に
自然石張りの良いところは
天然のものを、
専門の職人さんが
1枚1枚丁寧に作っていき
それにより温かみも感じられる
素晴らしい素材の1つだと思います。
世界に2つとないランダム感、
オンリーワンが良いと思う方、
風合いが良いと思う方は
アプローチ以外にも
駐車場やデッキなどにも使うと
かなりカッコいいです。
是非使ってみてはいかがでしょうか?!
弊社ホームページ
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